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モンタナの風に抱かれて

ビデオにとっておいた「モンタナの風に抱かれて」を見ました。

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1998年10月公開の映画で、雄大なモンタナの大自然を舞台に、傷ついた少女と馬の癒しと再生、男と女の切ない愛の交わりを綴ったドラマです。監督・主演はロバート・レッドフォード、原題は「馬にささやく人」という意味の「ホース・ウィスパラー」です。

レッドフォードと言えば何と言っても「明日に向かって撃て!」、青春まっただ中に見て感激した映画です。1936年生まれだそうですから、「モンタナの風・・・」当時は62歳だったことになりますね。いい味出してました。

映画の荒筋はこんな感じです。
13歳の少女グレースは乗馬中に巻き込まれた事故で親友と右足を失い、人生に深く絶望し、愛馬も、事故のショックで人間になつかない暴れ馬になってしまいます。
ニューヨークで雑誌編集長として活躍している母親アニーは、娘の心を回復させるには愛馬ピルグリムの全快が必要だと考え、モンタナで馬専門のクリニックを開業しているトム(ロバート・レッドフォード)のもとへ、グレースと愛馬を連れてトレーラーで旅立ちます。トムはその強引な態度に呆れるのですが、娘が協力することを条件に馬の治療を引き受けます。
その自然に逆らわない優しく誠実な治療法により、愛馬は徐々に回復、娘も少しずつ笑顔を取り戻していきます。一方母親のアニーはそんなトムに心惹かれるのですが、悩んだあげく、恋心を引きずったまま、迎えに来た夫と共にニューヨークに帰っていきます。

たまたまネットでこの映画の感想を見たら、後半のアニーとトムの恋愛については賛否両論があってとても面白かったです。
私は、それがあっても少しも邪魔じゃなかったし、そんな大人の感情が描かれていたほうが、単なる癒しだけの映画に終わらなくて良かったと思うのですが、人の感じ方っていろいろなのですね。

せっかくなのでその抜粋を紹介してみます。

まず批判派の感想・・・
「後半の不倫ドラマに突入してからは醒めてしまいました。・・・別に不倫が良い悪いじゃなくて、ストーリーの流れ上違和感があって・・・」
「残りの半分は、大人の恋愛物語・・・結末あたりで“マディソン郡の橋”とダブって見えた。・・・それにしても、母親のアニーは、なぜトムに惹かれたのか、よく分からない。そして、ロバート・レッドフォード、歳とり過ぎでしょ~ 。あんな、しわくちゃな顔で、恋愛対象になるのか?」
「傷ついた馬と少女の心と身体を癒す優しい荒野の男とのふれあいを描くテーマが次第に不倫話に変わってしまってからは全く興ざめ・・・」
とかなり辛辣。

一方擁護派は・・・
「レッドフォード、しわしわだったけど、さすがにオーラというか色気がありました。・・・クールだった母親がトムとしばらく過ごすうちに、少女のような笑顔が出てくるのが良かった。 個人的には不倫エピソードの方はもう少し抑えて欲しかったけど・・・。」
「あんな男らしい人としばし過ごしたら、誰だって心惹かれちゃうと思う。・・・あーそれにしても、想いを振り切って、涙を流しながら車を走らせるアニー、よく頑張ったね。そしてあの後も、トムには、何一つ変らない大自然との暮らしが待っている・・・。『まさか、もう二度と恋をするなんて・・・』とトムは言ったでしょう。そう、恋はするものじゃなくて、落ちるものなのよね。私は不倫映画ではないと思います(^-^)」

さてこの映画を見た方、どちらに軍配を挙げますかね。私は断然擁護派に一票です。
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