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10年振りの同級会(その1)

11月6日〜7日にかけて、大学の同級会に泊まりがけで出席してきました。泊まりがけと言っても、場所は上野、不忍池の近くにある水月ホテル鴎外荘です。送られてきたパンフレットには文豪・森鴎外のゆかりの宿とあったので、それに惹かれて泊まってみることにしました。

森鴎外の居宅.jpg

同級会は毎年行われているのですが、これまで参加したのは1回目だけ、その時は還暦を迎えた頃で、少しは閑になっただろうと、大学のあった日立市で行われました。青春時代を過ごした4年間を思い出しながらの再会でした。あれから10年以上経つのですが、タイミングが合わなくてこの間参加することができませんでした。

1回目の時は、大部分の同級生はまだ何らかの形で仕事を続けていましたから、現役らしくギラギラと脂ぎっていたように思えました。ところが今回、受付けに座って談笑している人たちを見て、アレッ、間違えたかなと一瞬ためらってしまいました。好々爺ばかりで、誰かさえも分からないぐらい様変わりしていたからです。彼らから見たら、おそらく私もそう見えたでしょう。そう思ったら何だか複雑な気持ちでした。

幹事は地元の名士らしい・・・突然芸者さんが・・・

芸者2.jpg

芸者さんを囲んで記念撮影

全員で記念撮影.jpg

夜遅くまで話は尽きませんでした。

話は尽きない.jpg

日立製作所の研究所で仕事をしていたSくんは、毎回奥さんを連れて参加しているということでした。宴会の席がたまたまそのご夫妻と隣同士だったので、いろいろと話をすることができました。
彼が第1回目の同級会の時に「定年したので、これからは晴耕雨読の生活をするぞォ〜」と宣言していたのがとても印象に残っていたので、そのことを聞くと、仕事を辞めるやいなや、待っていたかのように地域の役が回ってきて、この10年はとてもそれどころではなかったという返事。
Sくんには今回も驚かされたことがありました。大学に入る前の1年間、農業をしていたということです。農家の長男だから親の言うように家業を継いだのだが、でも諦めきれずにお願いすると、「家から通える大学ならいい」と許可が下りたのだそうです。

一浪して東京の予備校にのほほんと通っていた自分とは大違い、そんな同級生がいたということに今更ながらに驚きました。
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